こんばんわ★
すっかり秋を感じているももこです。
前回に引き続き、『私の田舎暮らし』をお届けしたいと思います!
鬼ごっこと缶蹴り
私は1980年代生まれ。
当時は既に、家庭用ゲーム機の存在もあり、近所の友達や同級生もみーんな持っていました。
当然、私も欲しいとなる訳ですが…
何をどうあがいても、手に入れることはできませんでした。
父の意向で、です。
「ゲームなんかしないで、外で遊べ」
その代わりと言っては何ですが、ゲーム機は買ってもらえないものの、外で遊ぶものは色々と持っていた方でした。
自転車、ローラースケート、スカイホッピング(ホッピングの商品名です)、バドミントン一式。
向いの地主さんの広い庭に、大・中・小 の鉄棒があり、それで遊ばせてもらったり。
手のひらにマメができるほど逆上がりを練習したので、誰よりも早く逆上がりができました。
雨の日は、家の中でリカちゃん人形や、塗り絵、紙の着せ替え人形(当時流行っていたのです)で遊ぶ。
兎に角、基本は『外で遊ぶ!』。
鬼ごっこや缶蹴りもよくやりました。
鬼ごっこなんて、隣の地区まで行ってしまって、夕暮れにちょっと怖い思いをしながら帰ってきたり。
お小遣いがなくても、遊び道具がなくても、たくさん楽しめた。
そんな幼少期を今でも懐かしく思います。
おばあちゃんとの思い出
私の両親は共働きで、母は夜勤のある看護師をしていたので、おばあちゃんを中心に育てられました。
通称『下道(したみち)』と呼ばれる、田園のなかの細い道を散歩によく出かけました。
田んぼの中のおたまじゃくを探したり、水たまりの上を歩くあめんぼを観察してみたり。
ぺんぺん草で音を鳴らしてみたり、数珠玉という雑草の実を集めて、首飾りを作ったり。
四葉のクローバー探しや、シロツメクサで冠を作る。
今時期になると、真っ赤な彼岸花が一面に咲き
小さいながらに「きれいだね!」と、おばあちゃんと歩いた事を思い出します。
どこを見ても、山と田んぼと畑。
もう30年以上も前の事なのに、鮮明に当時を思い返せます。
昔と今と。
私には平成生まれの姪や甥がおります。
私がその子たち位のときは、『外で遊ぶ』事が当たり前で、暑い夏も、寒い冬もその日その日を元気に楽しんでいた。
それに比べると、今は全然遊び方が違う。
平成っ子を否定する訳ではないのです。
時代は移りゆくものだから、今と昔が違うことも当たり前の事。
でも私の中では思うのです。
『あの時に生まれ育って良かったな』と。
道端に咲いているシロツメクサを見たら、おばあちゃんを思い出して懐かしくなる
下道を歩くと、この辺でよく昆虫観察していたな、と思い返す
『今』じゃできない貴重な経験ができていたんだな、と。
まさに、『自然と共に過ごしていた』とはこの事か、と
今になって感じれる。
貴重な経験ができたことを、ありがたく感じた今日この頃。
夜景の素敵さとはまた違う、『自然のある風景』の偉大さに、感謝です。
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