あなたは海派?それとも山派?田舎暮らしで叶える人生の遊び方とは

ナチュラリストの憧れ、絵本作家で園芸家でもあるターシャ・テューダーは、「私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ」という言葉を残しました。これは人生を「遊び半分」にではなく、「半分遊び」だと思って暮らしていくこと。移住して田舎暮らしをスタートさせたら、まずは思いっきり遊んでみよう。海山が美しい鴨川から、私がおすすめする人生の遊び方をご紹介します。

房総の壮大な青い海をおもいっきり遊びつくそう!

日本の渚100選にも選ばれた前原海岸は日本のサーフィン発祥地

ゆるやかに大きな弧を描いた海岸線が続く前原海岸は、鴨川が誇る有数のサーフィンポイントであり、日本のサーフィン発祥の地でもあります。横須賀基地の米軍兵士が鴨川にサーフボードを持ち込んだのをきっかけに、日本初のサーフィン大会が開かれました。気候が温暖で水温も冷たすぎず、初心者に優しい海です。海水浴はもちろん、波の音を聞きながらのんびり海を眺めるのも、海沿いならではの過ごし方。雨上がりには海上に虹があらわれ、桃源郷のような美しさに目を瞠ることもあります。

太海や千倉など、”近所田舎”にある静かな海を楽しむ

大きな観光ホテルや旅館が立ち並ぶ安房鴨川や勝浦とは違い、どこか懐かしい風景を残す太海や千倉は、リゾート地化されておらず、昭和から時が止まっているかのような詩情豊かな町。東京から日帰りできる避暑地として人気の房総半島は、夏になると大勢の観光客が押し寄せるため、静かに海を楽しみたいなら、これらの小さな町に出かけてみよう。気ままに心の赴くまま散歩してみると、うぐいすの声が聞こえたり、前に海が、後ろには山が迫っている房総ならではの不思議な地形に気づくこともできます。

新鮮な魚が電話一本で!房総は楽しくておいしいのが鉄則

漁業が盛んな房総は海釣りでも人気の土地です。特に鴨川では南房総の中でも最大級の鴨川漁港を中心に、アジ、クロダイ、カレイ、カワハギなど、通年で様々な魚種を釣ることができます。釣り遊びに興じて、釣った魚を自分で料理するのも醍醐味ですが、それは少しハードルが高いという人は鮮魚店を利用してみよう。電話であらかじめ予算を伝えておくと、とれたての魚でお刺身を作ってくれます。一人で酒の肴にするもよし、家族や友人で舟盛りを囲んでもよし。房総の海をお腹いっぱい堪能できます。

のどかな里山風景が見られるのは田舎暮らしの特権

春はお花や植物を愛でながらのハイキングを

房総半島は高い山がないので、登山者にとっては少し物足りないかもしれませんが、ウォーキングにちょうどいい山がいくつかあり、ハイキングコースも用意されています。花栽培の町、和田浦には、どこよりも早く春の訪れを告げる菜の花やキンギョソウ、ストック、ポピーなどの直売所が点在し、ビニルハウスの中で色とりどりの花たちが愛らしい顔を覗かせています。そんな花たちを愉しみながら、木々が生み出す清らかな空気に身を包んで森林浴をすると、あっという間に心身が浄化されていきますよ。

大山千枚田で田舎暮らしの体験プログラムに参加してみよう

日本の棚田100選に認定されている大山千枚田では、田舎暮らしをしてみたい人たちへ向けて様々な体験プログラムを取り揃えています。田植えや農作業のほか、かまどでご飯を炊いたり、藍染めでオリジナルハンカチを作るなど、大人も子どもも夢中になれること間違いなし。農業を始めるわけじゃないけど、お米作りや収穫を体験してみたければ、棚田を一区画借り受けて小さな田んぼのオーナーになることもできます。憧れの自給自足生活を目指して、まずは一歩踏み出してみよう。

ガーデニングを始めたいなら無農薬ローズガーデンをお手本に

庭付きの家で好きなお花や草木を育てたいという夢を持つ人は少なくありません。私も例外ではなく、いつかバラやクリスマスローズでお庭を埋め尽くしたいと密かな願望を抱いています。山に暮らしていれば、そんな夢も夢ではなくなりますよね。理想のガーデンを思い描いておきたければ、見事なバランスで設計されたオーガニックローズガーデンを訪れてアイディアを膨らませてみよう。ゆったりとした大自然のサイクルが織りなす環境で、すべての生命体が共生し循環するガーデンはまるで小宇宙のようです。

移住か別荘か、自分らしさを追求したライフスタイルを

デュアルライフは今の時代にぴったりの選択肢

「デュアル」は「2つ」という意味で、デュアルライフとは2つの場所を行ったり来たりしながら生活することです。昨年から始まったコロナ禍がリモートワークを推進し、郊外や田舎へ移住したり、別宅を持つ人が急増しました。これは時代の流れでもあります。お金や仕事だけでなく、健やかな心身や世の中の変化に柔軟に対応できるのびやかさも個人資産であるという価値観が大きくなってきているのです。ワークライフバランスを実現させるために、人生の設計をもう一度見直すことも今後は大切な作業となってくるでしょう。デュアルライフはまさに今を、未来を象徴するライフスタイルなのかもしれません。

思い切って別荘を購入するのも、房総ならアリ

別荘と聞くと贅沢に響きますが、今はお金をかける時代ではないことは前章で書いた通りです。あくまで軽やかに、無理をしない自分らしいスタイルで居心地の良い空間を保てる場を探してみよう。古くても味わいのある戸建てや、狭くても便利なアパートの一室など、お気に入りの物件をあれこれ探すのも楽しいですよね。房総半島であれば東京から1~2時間程度で行き来できるため、平日でもワーケーションを目的に短期滞在することもできます。利用回数が少なくてもったいない思いをすることもないでしょう。

南房総の家賃相場や生活費は?意外な盲点も知っておこう

いざ移住となれば、ある程度の予算を考慮しなければなりません。南房総の家賃相場は東京の約半分程度ですが、鴨川や勝浦など利便性に優れる土地は少し高くなっています。そして田舎暮らしには、なんといっても車が必須です。都会のように何軒ものお店が入った高層ビルや駅直結のスーパーなどは皆無。車は大切なライフラインになります。ガソリン代も通常に比べると高めなので、そこも見積もっておく必要があります。また、生活面でいうとガス代が高いのも特徴といえるでしょう。オール電化にしてガス代を安く抑えている家も多いようです。

おわりに

東京からの移住者が増えている房総半島。私も海が見える家に住みたくて移住を決めた一人です。最初は別宅を持つ考えで物件を見に来たのですが、夢にみた希望ピッタリのお部屋をひと目見て、初見にもかかわらず移住を即決したのでした。人も家も「出会い」ですね。

投稿者プロフィール

三浦 榎里子
三浦 榎里子
2020年に東京から千葉・鴨川市へ移住。念願だったオーシャンフロントの家に住む。自然美容、フラ、海、植物、居心地のいいカフェ、小鳥をこよなく愛するアラフォー。
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